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140字じゃ収まらない時の掃き溜め場。料理は主にInstaで更新中。

私の義憤

昨日、チェーン本屋さんに立ち寄ったのでレシピ本コーナーを見てみた。

 

目に飛び込んでくるのは「時短」、「つくおき」、「簡単」、「節約」のワード。

これらのレシピが売れ筋というかトレンドなのか、平置きでずらりと並んでいた。

 

忙しすぎ、働きすぎの日本。

賃金の低所得化、貧富の格差が広がる日本。

 

トレンドワードにも納得がいくし、このレシピで救われる人がたくさんいるのはいいことだ。

 

 

 

 

 

 

だけれども、ここに私の義憤がある。

 

一冊手に取ってパラパラとめくってみるものの、作れそうなレシピや参考になりそうなレシピは半分。多くても7割程度だろうか。

節約や簡単を謳うレシピは卵やチーズ、ソーセージや練り物などの加工品を活用したものが多い。

 

これの何に私が頭を悩ませるかというと、「アレルギー」である。

 

私のパートナーは卵・乳製品のアレルギーだ。

卵や牛乳はもちろん、ソーセージやチーズなどの多くの加工品には含まれているので加工品はほとんど使えない。

(もちろん入っていない加工品もあるが、これにたどり着くまでには一苦労。今ではどのメーカーのどの商品が入ってないかとかわかるので、買うとしたらそれ一択である。)

たまに旨みのためなのか製造コストの削減なのかわからないが、卵、乳入れなくても加工できるだろってものにも入っているから困る。

 

つまり、何が言いたいかというと、アレルギー対応のメニューで「時短、簡単、美味しい」を叶えるのは結構大変なのである。

 

パートナーはあまり食にこだわりがなく「なんでもいいよ、なんなら毎日同じものでもいいし、君が食べたいものを食べればいい」というのはありがたいが、私は「毎日違うものを、食べたいものを食べたいし、何より一緒に食事する人とは同じものを食べたい」という思いがある。

外食でもないのに、同じ食卓にいるのに二人で違うものを食べるのは違和感がある。私は嫌だ。

 

 

そして外食も外食で、アレルギー対応のお店はほとんどないかメニューが超限られるので選択が大変である。

パートナーのアレルギーは遅延性で体がだるくなり起きれなくなるなど、日常生活に影響はあるものの、命には関わらないので「少しくらいは仕方ない」精神で食べてしまうこともあるが、アナフィラキシーを発症してしまう方は本当に大変だと思う。

 

アレルギーの主要品目になっている、特定原材料の「卵、牛乳、小麦、そば、えび、かに、落花生」

特に卵、牛乳、小麦の排除は、食の選択が豊かになった今の日本では特に難しい。

 

・外食の選択肢が少ない

・食べたいと思った時に食べれない(コンビニはほとんど×)

・忙しくてもお惣菜は買えない(揚げ物は全部×)

・買うものは全て原材料チェック(成分表見るのはもう癖)

・自炊せざるを得ない

 

 

 

アレルギー持ちの人がいる家庭は何かしらの食の制限を受けていることは間違いない。

 

アレルギーの人でももっと食の選択肢があれば、もっと多くの人が食の選択をできるようになれば

 

 

最近はヴィーガンメニューやグルテンフリーを謳うお店も出てきて、比較的そのようなお店はアレルギー原材料も使っておらず、私たちカップルが利用しやすいお店でもある。

きっと「誰かにとって優しい」メニューは必然的に「体にいい」「地球に優しい」メニューでありたくさんの人にとって食の選択肢が増える一助になると思う。

(パートナーもよく言っているが、マイノリティにとって生きやすく、優しいことはマジョリティにとっても生きやすく、優しいことであるというのはどの場面においても言えることである。)

 

だから私はいつかアレルギー対応のカフェを経営したいと思うし、もっと多くの人が安心して食事をできる場所や選択肢を提供したい。

 

 

2021の振り返りと2022の抱負

ツイッターを遡って2021の振り返りをしていたら、山あり谷ありのとても濃い一年で。
まとめようにも140字のツイートではまとめきれないので、眠ってたブログに久しぶりに書いてみる。

〜〜〜〜〜

たくさんのことに挑戦した2021年 

2021はほんとにたくさんのことに挑戦したし、結ばれた結果も残念ながら結ばれなかった結果も含めて、今まで何かと優柔不断でなかなか踏み出せない私なりによく頑張った年だった。

 

↓ほぼ毎月の山あり谷ありの出来事
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2月:SHE入会

3月:サイト制作の話が入る。
   自分のやりたいことが迷走。理想と現実のギャップに悩み悩み大泣き。
   足を突っ込んでた求職は一旦中止し、進んでた話も全て断る。

4月:SHEのイベント(公式・コミュニティともに)にひたすら参加。
  1日1バナトレ、インプット・アウトプットを繰り返す。

5月:働き方の模索→派遣の仕事が決まる。柱の収入源を派遣週3勤務にすることに。

6月:オルビスバナーコンペに挑戦(ありがたいことに7月に採用いただく…!)

7月:SHEの3期複業コミュニティプランナーとして活動開始

9月:イベント最高潮!LINEスタンプイベント登壇
   SUZURI始める
   キャリアプランナーに応募するも不採用

10月:SHEmoney受講開始
   Notionイベント自主企画
   ささまるさんのお手伝いをさせていただく

11月:SHEmoney楽しい…!(オフラインイベントなど積極参加)
           Live Teachers講師応募→採用される
   (派遣)時給に見合ってないと感じ、耐えられず交渉に踏み切る

12月:SHEメイトさんとフォトウォーク
   妹のExcelレクチャー(モニター代わりに)開始

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ちょうど一年前。
これからどうしていきたいか、何をしたいのか具体的に決まっていない中、年が明けた。

ニート謳歌していた、と思いたいところだが、
実際のところは「なんとかなる」と自分に言い聞かせつつ、何もしていないという状況が不安すぎていまいち気持ちが休まらないという状態だった気がする。

 

そして2月。
パートナーが、運営する本屋のちゃんとしたサイトを作ろうとWordPressに苦戦している時期。
(5月にインフラの整った今の店舗をオープンするということで色々動いていたこの時期。よく考えたら店舗もまだ一年経ってないんだなぁ)

 

以前からSNSに流れてくる「SHE」の広告は気になっていたが、時期が重なると捉え方も変わってくるんだなぁと思った。
この時期にまた流れてきたSHEの広告と見た時に、「WEBのスキルが見つけられれば役立てるのでは」、「今後カフェの経営をしたいと考えている私としては身につけておいて損ないスキルなのでは」と考えた。

考えてからが早かった。
気付いたら体験会に予約し、入会していた。

私にしては珍しく、他のスクールの比較検討もせず、直感で「ここだ!」と思って入会した。

 

この決断があったからこそ、この一年はとても充実した毎日を過ごすことができたし、たくさんの人と出会えたり、交流したりすることで価値観が広がった。
20代最後にして新しいコミュニティに所属し、キャリアについて真剣に話せる人たちと出会えたことはとても嬉しいし、間違いなく私自身に大きな良い影響を与えていると思う。

そして、この決断がなかったら、今頃こんなに楽しめてないだろうし、一番沈んだ時も持ち直せてなかったかもしれない。

 

私の中の固定概念を変えられた、気づけた2021年

今年一番沈んだのは3月の下旬から4月の上旬にかけて。

失業保険を2月から受給し始めるも、なんだかんだ年金や保険、住民税を自分で全額払うとなると、貯金や自由に使えるお金は少なかった。3月はその金銭面の不安、ストレスに押しつぶされそうになり、その状態から抜け出したくて求職を始めた。

前職のスキルを活かせる仕事を、と業務委託や派遣で探したり、SHEに入ってWEBデザインも興味を持ったことから、時給は低くても雇ってくれそうなアルバイトに応募したりしてみた。

やはり未経験のWEBデザイン業で雇ってもらうのは難しく、時給も経験職の方が魅力的になってしまい…。
いろいろ応募していく中で、気付いたら前職のスキルを活かした業務、週5の案件の顔合わせをしていた。

ふと、「あれ、このままじゃ正社員と同じ仕事を条件下げてやることになる?フルリモートでも週5、今働ける?自分のやりたいことに時間割ける?」と思った。

 


「あれほんとは何がしたいんだっけ」

 

 

額面に惑わされ、やったことない業務への不安から以前の業務にしがみついた結果、正社員の時と同じように辛くなる道を選びそうになった。
ほんとにこの時は「自分がどういう働き方をすれば心地よく生活できるのか」がわからず悩んで悩んでどうすればいいのかわからなかった。

 

この時は「失敗を恐れすぎ、真面目に考えすぎなんだよ。もっと気楽に考えたほうがいい」とパートナーに言われたのと、悩んだり考えるのが夜なのもよくないと朝に考えるよう切り替えたことでなんとか這い上がり、一旦求職は中止した。通りかけた案件も全て断った。

 

今改めて考えると、「失敗しちゃいけない」という自分への呪いが自分自身を苦しめていたんだなと思う。ほんとに私は昔から失敗を恐れすぎて、失敗したくなくて、慎重に生きてきた。
この時も職業選択の失敗をしたくなかったんだろう。やり直しはいくらでも効くのに。

年末イベント、2021振り返りWSを落ち着いてもう一度やってみて出てきた固定概念だった。

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SHEのイベント「2021振り返りWS」でやった、自分の固定概念を深堀するワーク

 

別に合わなきゃやめれば良い、うまくいかなきゃやめて考えればいい。
ましてや派遣は合わなかったら契約を更新しなければ良い話なのだ。職業選択の自由が保障されているのだから先方からの言い分は知ったこっちゃないくらいの精神でいいのだ。

そうやって一旦リセットすることで考えられるようになった。

 

振り切った4月は若干不安が残りつつも、SHEのイベントに参加しまくり、バナトレに没頭することで忘れることができたし、純粋に楽しい期間だった。

 

GW明けごろから求職を再開し、下旬には今のところに決まった。
金銭面の不安に駆られる思いをした経験から、いきなり「フリーランスになる、とりあえず頑張る、追い込む」みたいなやり方は自分には合わないと思い、思い出したら求人を見て、絶対に「週3」の案件に絞り込むことにした。もう惑わされなかった。

 

無事固定の収入は今は週3で最低限+の生活費を稼ぎ、残りの時間で色々模索しながら挑戦する、というサイクルができてちょうどよく、心地よい。

週3にしたからこそ、WordPressの案件も引き受けられ、挑戦することができた。

「今」の自分に合った働き方ができたのはほんとによかったと思っている。

 

2022年の抱負

今、良いサイクルができているからこそやりたいことに時間を割ける。

(時間の使い方が上手くなった気がする)

今やりたいことは大きく分けると3つ

 

①自分のやりたいこと(カフェ経営)に向けての種まきをしたい。

もっと「食」に触れる年にしたい。

・Instaの更新

・レシピの開発

・あわよくばZINEの発行

 

②PCスキルレッスン・サポートのサービス提供

・instaの更新

・Live Teachersでレッスンの開講

 

③本屋のお手伝い

・insta更新

・おぺんをもっと広める!

・できればWordPressサイトのブラッシュアップ

 

やりたいことは多くて、果たして消化できるのか?という感じだけど、間違いなくワクワクしている!!!

失敗を恐れず、やりたいことに挑戦する1年にしたい。

 

P.S.
昨年の大きな心残りは音楽に全然触れられなかったこと。ギター全然触ってない…。

ギター1本修理に出さなきゃいけないのに出さないままだし、、、自分のキャリアに必死すぎて、あとSHEでの活動が楽しすぎて(笑)バンドがそっちのけになってしまっていたのは心残り。

メンバーに久しぶりに連絡したら、「マイペースにやろ〜」と言ってくれたのがありがたい。
今年はバンドも力注ぎたいなぁ。

2020から2021へ

2020年も色々あった。

他にやりたいことができ、今年こそ退職しよう、退職後は留学に行こうと決め、留学の申し込みをした1月。

2月には上司にこれからやりたいことと辞めることを伝えた。

3月、オリンピック時の予行練習で始まった完全リモートワークもコロナの広まりで延長、延長、延長。ほぼ家で過ごす生活が始まりとうとう最終出勤日の7月までほとんど出勤しないまま退職した。

リモートワークには賛否両論あるが、私にとってリモートワークは至極環境の良い働き方だった。途中で話しかけられることもないから集中できるし、元々一人が好きというか苦痛でない私はメンタルがーみたいなこともさほどないように感じた。それに加え退職も控えているので仕事量はどんどん減り、腑抜けながら仕事をこなしてイージーモードであった。
退職後も仕事はしていないので一年イージーモード。

4年半ガムシャラにやってきたんだからそのご褒美だと思って、このイージーモードはありがたく享受した。

 

留学はもちろん2020は断念。一応契約は保留にもできるとのことなので保留にしてもらっている。でもそのおかげで今の英語力で行くのもどうなのかと、延期になることで考え直すことができた。

2021年も行くかはわからない。そもそも行けるかわからない。
私の中で留学は、英語力が云々ではなく、異文化に触れる刺激と交流、あと近隣国への旅行ががしたいという理由だから、留学できればいいというわけではない。安心してコミュニケーションしたり移動したりできる状態にならないと意味がない。

それともう少し英語上達しないとなとも思う。だから行くかわからない。
留学は2022の目標でも良いかな。

 

退職してから有り余るのほどの自分の時間を手に入れたわけだけれどもそれでも時間は足りない。

勉強の時間は欲しいし、でも好きなことをする時間はもっと欲しい。
料理の時間はかなり割けたけれども、まだまだ足りない。
一日中映画見る日だって欲しい。
一日中ギター触る日だって欲しいし、作曲する時間も欲しい。

一応まだ3ヶ月くらいは仕事しないつもりだから、やりたいことを少しずつ消化してこのイージーモードを謳歌したいね。世の中は大変だけれども。

 

明確にやることは決まっていないけれど、2021はいろいろ動き出しそうで、というか動かさないといけないような気がする。
正社員に戻るつもりはないから、このイージーモードを大事にしつつ仕事を見つけて充実した1年にしたいな。

旅ドロップ

読了。

 

コロナで旅行が行きにくくなっている、そして海外には行けない今だからこそ読むのにぴったりの一冊だった。

 

一つ一つのエッセイは短くて読みやすい。けれどもその短い文章の中でも旅好きの人ならだれでも共感できるであろうストーリーが綴られていてとても良かった。

 

新しいところに行く時のワクワク感とちょっとの不安が入り混じったあの感じ。

言語が通じなくても意思が通じた時の高揚感。

新しい発見。開放感。

旅をするときに感じる感情を思い出させてくれるエッセイで、旅行できる日が待ち遠しくなる。

普段旅をするとき、意識していなかったけれど「そっか、あのときの感覚はそういうことかー」と江國さんの考えや思いに納得させられる部分もあり、もしかしたら自分も本当は同じように感じてたかもと新しい気づきも。

 

年内は無理だけど、来年はどこか行けるといいなあ。

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旅ドロップ

著者:江國香織